昭和眞人の辻説法!!

新聞etc.を読んで思うことをあなたに伝えたい!

各国の指導者達よ,胸に手を当てて,日本国憲法の前文を読んでもらいたい!

第二次世界大戦が終わり,日本はポツダム宣言(1945年)を受諾し,連合軍の管理下に置かれた。

日本国憲法は連合軍,取り分け,米国が草案を作ったと言われている。

「当時は,日本政府は,連合軍に抗するすべもなく,無理やり押し付けられた憲法だ」と主張する御仁もいるであろう。

世界各国がかかわった2度目の大戦が終わった時,世界の人々は歓喜の声を上げながら,「もう二度と戦争はごめんだ」と思ったことであろう。日本国憲法を草案した人も,これを決裁した上司もトップの人達も,「恒久平和」を念じつつ,「紛争解決の手段として武力行使は止めよう」と思い,同憲法が「人類の理想」であることを分かった上で,日本国憲法ができたのだと思う。

理想で「絵にかいた餅」であることを承知の上で,敗戦国の日本に受け入れらせたし,日本人も目標として,紆余曲折の思いは今日まで続いているとしても,目標にして今日に至っている。

前文も,自ら仕掛けないことを宣した第9条も,当時の世界のリーダー達の理想の思いが反映された内容となっている・・と信じている。

しかし,日本を含め隣国も,理想を込めた草案を作った米国も,理想憲法とは真逆の方向に進んでいる,と見える。

世界のリーダー達よ,胸に手を当てて,もう一度,日本国憲法の前文を読んでほしい。

「我々は,いづれの国家も,自国のことのみに専念して他国を無視してはならない」と謳っている。

隣国である韓国・中華人民共和国は,1946年の日本国憲法発布時には,存在していない。蒋介石中華民国は存在したが,中華人民共和国は存在していない。

過去が存在したことはまぎれのない事象である。タイムマシンで過去を見ると,今言われていることがその通りに起きたのかが検証できるが,それもかなわない。

各国のリーダーが考え主張していることが,理想に照らして,「他国を無視していないか?」「専制と隷従,圧迫と偏狭・・に陥れていないか?」「崇高な理想を深く自覚しているか?」「武力による威嚇又は武力を行使していないか?」「国際紛争を惹起していないか?」「他国の物を盗ろうとしていないか?」etc.胸に手を当てて考えてほしい。

 

国境・領海・領土の線をどこで引くか?は非常に難しいテーマである。

日本の主張,後から誕生した韓国と中華人民共和国は領海・領土を主張するが?正しい?

アメリカ大陸に移住したヨーロッパ人は正当な行為か?

どこまで遡ると回答があるのか?第二次世界大戦前?第一次世界大戦前?どこで線引きする?

 

いずれにせよ,他者を認めなと第三次世界大戦は起きる,と思うのですか。

(終)